エポキシ接着剤を正しく使用するには、エポキシ接着剤の特徴(硬化時間・強度・耐熱温度など)を押さえて、用途に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。

エポキシ接着剤のタイプ
エポキシ接着剤には「1液性」と「2液性」があり、それぞれの用途によって最適なタイプがあります。
1液性エポキシ接着剤は、工業用として幅広く使用されています。熱に反応して硬化するため、容器のフタをしっかり密閉し、直射日光の当たらない、換気の良い涼しい場所に保管します。一般的に5℃~35℃程度の常温保管が推奨され、一部製品では冷蔵・冷凍保管が指定される場合もあります。冷蔵保管した製品を使用する際は、容器の結露を防ぐため、取り出し後、室温に戻ってから数時間~半日程度状態調整をします。1液性エポキシ接着剤を硬化させるには、製品タイプによって異なりますが、一般的には25℃から150℃の範囲で、数十分から数時間の加熱が必要です。
2液性エポキシ接着剤は、主剤(A液)と硬化剤(B液)に分かれていて、それらを混ぜ合わせることで反応し硬化します。使用する前に被着面の汚れや油分を取り除き、指定された混合比率で主剤と硬化剤を正確に計量し、均一になるまで混ぜ合わせます。混合後はすぐに接着したい面に塗布し、被着面を重ね合わせ位置固定し、1日〜数日完全硬化させます。
2液性エポキシ接着剤は、混合することで反応するので、常温で保管することが可能です。工業用用途としても一般用途としても幅広く使用されています。
2液性エポキシ接着剤は、主剤(A液)と硬化剤(B液)に分かれていて、それらを混ぜ合わせることで反応し硬化します。使用する前に被着面の汚れや油分を取り除き、指定された混合比率で主剤と硬化剤を正確に計量し、均一になるまで混ぜ合わせます。混合後はすぐに接着したい面に塗布し、被着面を重ね合わせ位置固定し、1日〜数日完全硬化させます。
2液性エポキシ接着剤は、混合することで反応するので、常温で保管することが可能です。工業用用途としても一般用途としても幅広く使用されています。
エポキシ接着剤の強度
エポキシ接着剤の強度は非常に高く、コンクリートや金属・プラスチックなど様々な素材の接着に適しています。強度を表す単位としてはメガパスカル(MPa)やニュートン(N)が使われ、工業用エポキシでは30MPaを超える製品も存在します。耐水性、耐薬品性にも優れ、硬化収縮が小さく、屋外での耐久性に優れ、電気も通しにくいなど、さまざまな環境でも耐えられる優れた接着剤です。
使用できる素材
鉄・アルミ・ステンレス・ニッケルなどの金属やポリフェニレンスルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのプラスチック、木材、コンクリートなどにも使用できます。接着性が強いため、構造用の接着剤やエンジニアリング用の接着剤として幅広く使用されています。自動車やテレビ、パソコン、スマートフォンなどの部品接着にも使用されています。
エポキシ接着剤は、高い接着力と密着力があるため工業用から一般用途まで幅広く使用でき、適切な種類を選ぶことで、接着させる材料ごとの最適な組み合わせ選択が可能になります。
エポキシ接着剤は、高い接着力と密着力があるため工業用から一般用途まで幅広く使用でき、適切な種類を選ぶことで、接着させる材料ごとの最適な組み合わせ選択が可能になります。